テキスタイル印刷 / フィルム転写と関連材料

DTF 転写インクと関連材料

カラー・白インク、フィルム、粉で転写工程を構成。

PET フィルム上に柄を作り、ホットメルトパウダーの硬化と熱プレスを経て、衣類、バッグ、靴、帽子、ラベルのカスタム印刷に使用します。材料の組み合わせを一緒に評価し、試作を実生産に近づけます。

白インク技術 · WHITE INK白インク安定性技術沈降の遅さだけでなく、沈降後の再分散性を重視。白インク安定性技術を見る
参考色
CMYKW

複数シリーズの色をまとめています。個別型番はプリンターのチャンネルと製品構成に応じて確認してください。

DTF 転写インクと関連材料
製品と用途の紹介
DTF / 乾燥・排湿・材料の組み合わせ

DTF の油状残留をどう調べる?

光沢、油滴、べたつきが出たら、まず位置と発生時期を記録します。インク、粉、フィルム、膜厚、加熱滞留、排湿、保管を総合判断し、外観だけでインクのせいにしないでください。

湿潤印刷、粉付与、管理加熱、粉の溶融、継続排湿、冷却の 6 段階の工程図解濡れたインクから冷却・保管まで · 工程図解 · 拡大表示 ↗
  1. 濡れたインクをフィルムに印刷

    カラーインク、白インクを順に PET フィルムへ印刷します。この時点ではインク層に水分があり、表面は濡れています。

  2. 濡れた状態で粉を付け、余分な粉を除去

    TPU パウダーを濡れたインクに付着させます。均一に覆ってから余分な粉を除きます。先に乾燥させて粉が付着しなくなる状態にはしません。

  3. 管理された加熱

    インク層の脱水と粉粒の軟化が始まります。ゾーン別加熱、滞留時間、排気が組み合わさって作用します。

  4. TPU パウダーの溶融・平滑化

    粉粒が接着層を形成します。粉が平らに溶けたことは溶融の発生を示すだけで、乾燥完了を意味しません。

  5. 排湿を継続

    加熱工程で水分と工程蒸気を引き続き排出します。湿気の滞留を避け、むやみな昇温だけに頼らないでください。

  6. 平らに冷却してから保管

    材料の要件に従って冷却します。油滴、べたつき、異常がないことを確認して防湿保管し、熱いシートを密に重ねないでください。

粉の平滑化は、インク層の乾燥完了ではない

粉が連続接着層を形成してもインク層が湿っている場合、水分や移行可能な成分の排出・分布に影響し、冷却・保管後に油状残留が出る可能性があります。連続層は完全密封を意味せず、外観で残留物の化学成分も断定できません。

左の管理工程と右の乾燥・排湿不足による残留の可能な経路左:管理工程 / 右:乾燥・排湿不足 · 工程図解 · 拡大表示 ↗

柄と材料を固定し、1 項目ずつ変更

  • 厚いインク部から発生:白インクと総インク量を確認。設備で認められた方法でフィルム・インク層の実加熱、滞留、排気を確認し、パネル設定だけで判断しません。
  • フィルム・粉の変更後に異常:ロット、防湿、粉の凝集、付着均一性を確認し、確認済み材料で同条件の対照試験をします。
  • 一定位置の滴下斑:カバーの液滴、ダクト、フィルター、集液部を確認。結露滴下を解消してから印刷物内部の残留を判断します。
  • 冷却・保管後に発生:平らに冷却し、熱いシートを密に重ねず、湿度と密封保管を確認。転写、密着、洗濯性能を再検証します。
乾燥機カバーの結露滴下と排気・ろ過・集液装置の模式図カバー滴下と印刷物内部の残留を分けて調査 · 工程図解 · 拡大表示 ↗

むやみに昇温しないでください。固定工程でも特定のインク・粉・フィルムのロットで繰り返す場合は、サンプルを保管し、供給者と共同確認してください。

油状残留の調査図解全体を見る →
01 / 材料と完成品

適用材料と完成品

PET 転写フィルムと適用確認済みの衣類、バッグ、靴、帽子、ラベル。

02 / 製品と工程

製品と工程の選定

  • デザイン → PET フィルム印刷 → 粉付与・硬化 → 熱プレス転写 → 剥離。
  • インク、フィルム、ホットメルトパウダー、熱プレス工程を組み合わせて選定します。
  • 製品資料には DF-LV1、DF-LVWG 白インク、DF-FLV 蛍光シリーズ、DTF フィルム、ホットメルトパウダーを掲載しています。
03 / 設備と型番

設備と型番の参考

製品資料には Epson i3200 / i1600 / 4720 / XP600、R1390 / L18050 / L1800 / L800 / L805 / P400 など、DTF302 / DTF602 / DTF604 関連設備を参考掲載しています。実構成の確認が必要です。

製品カタログで原資料を確認 →
04 / サンプル評価

サンプル評価は、これらの条件から

  • フィルム、粉、生地、熱プレス条件を説明してください。
  • 白インクの隠蔽、色、油状残留、剥離を評価。
  • 洗濯・摩擦試験と合わせて完成品の性能を確認。

インクから完成品用途まで

DTF サンプル試験と条件を見る →
DTF / トータルソリューション

設備全体の組み合わせ

DTF 生産にはインク、フィルム、粉に加え、印刷、自動パウダーシェーカー・乾燥、熱プレス設備の構成が必要です。目標製品、想定能力、設置条件に応じて、設備の組み合わせと供給範囲を確認します。

01

印刷設備

印刷幅、ヘッド構成、供給方式、RIP 設定に基づいて方案を確認。

02

自動パウダーシェーカー・乾燥

粉付与、加熱硬化、冷却、巻取りを行い、印刷と後続の熱プレス工程に合わせて構成を確認。

03

熱プレス設備

硬化済みフィルムの柄を対象生地に転写。完成サイズと材料要件に応じて設備を選びます。

構成の前に、生産要件を確認

目標製品、想定日産量、現用設備、場所、電力条件を提示し、設備構成をご相談ください。実際の型番と供給範囲は双方で確認した構成表を基準とします。

衣類・転写用途の参考

DTF 製品資料の白黒印刷衣類
DTF 衣類の柄 · 資料の用途例
DTF 製品資料の衣類と転写柄
衣類と転写柄 · 資料の用途例

以上は DTF トータルソリューションと製品資料の構成・用途参考です。図は該当生地・工程の完成品試験に代わるものではありません。

用途からサンプルへ

製品選定の疑問を、実際の試し刷りへ。

設備、材料、色構成、目標の仕上がりを提示し、適用型番とサンプルの手配を確認します。

ご相談・サンプルのご請求 →